ランニングや日常動作で足や膝に違和感を感じる人の多くが見落としがちなポイント、それが「踵の傾き(アライメント)」です。
踵が内側(回内)や外側(回外)に傾いていると、体の連動が崩れやすく、ケガや疲労の原因になります。ここでは、誰でも自宅でできる踵の傾きセルフチェック法を図解付きで紹介します。
✅ 1. 靴底のすり減り方でチェック

方法:
- 履き古したシューズの「かかとの外側・内側」をチェック
判別ポイント:
- 外側がすり減っている → 回外(過回外)傾向
- 内側がすり減っている → 回内(過回内)傾向
- 均等 or やや外側のみ → 正常範囲

✅ 2. 鏡&写真で踵の傾きを観察
方法:
- 裸足で立ち、真後ろからスマホで撮影(もしくは鏡で観察)
- アキレス腱〜踵のラインを見る
判別ポイント:
- 内側にくの字 → 回内(足首が内に崩れている)
- 外側にくの字 → 回外(足首が外に傾いている)
- まっすぐなライン → 中立・正常傾向

✅ 3. 足型チェック|濡らして足跡を取る
方法:
- 足を濡らしてコピー用紙や段ボールに立つ
- 足跡の内側・外側を観察
判別ポイント:
- 内側までベタっと → 回内(扁平足傾向)
- 外側のみクッキリ → 回外(アーチが高い傾向)

✅ 4. 静止バランステストで荷重感覚をチェック
方法:
- 両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ
- 重心がどこにかかっているかを体感
判別ポイント:
- 内側(土踏まず)寄り → 回内傾向
- 小指側(外側)寄り → 回外傾向
- 母趾球+小趾球の両方に均等 → 正常バランス
✅ 組み合わせてチェック精度UP
セルフチェックの精度を上げるには、複数の方法を組み合わせるのがオススメです。
✔ 靴底+写真チェック ✔ 足跡+感覚チェック ✔ 片足立ちでも崩れないかも確認
✅ まとめ
- 足の痛みやフォーム不良は「踵の傾き」が原因のことも多い
- 回内・回外は自分でも簡単にチェックできる
- 正確に判断するには、複数の視点から観察&体感するのがコツ
「自分はどっち?」「いつもと違う疲れが出る」という方は、ぜひこのセルフチェックを活用してみてください。
