2.10年続く体操教室をふりかえります。

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10年続く体操教室をふりかえりますの続きです。1を読まれてない方はこちらからどうぞ!
通院されている方に運藤療法を追加することで、施術後からすぐに始まる後戻り現象を改善する
と始めたストレッチはしばらく続きました。

徐々に施術後の運動を取り入れていく人が20人以上になり、みんながまとめて運動ができれば
効率がいいなぁという雰囲気が整骨院に自然なながれでおき始めました。


そして体操教室ゲンが始まったのです。ゲンという意味は漢字だと「元」です。
元にもどるための体操!元気を取り戻すための体操ということで始まりました。

左右対称、前後対称になりバランスを崩すことなく立位でも臥位でも動かせるようになれることを
目標に色々と試行錯誤が始まりました。あらゆる治療法からヒントを得たり、クラッシックバレエや
ピラティス、タオやヨガ、太極拳、など独自の考え方から意識の持ち方、呼吸、ブレイン・ジム、
アレクサンダーテクニック、古武術...数えればきりがないほど色んな視点から体の研究を行いました。

このような体によいとされている運動は共通点もあります。呼吸法や体の使い方における意識の持ち方などです。しかしながら運動不足そして筋力のない高齢者にはもっとその前にやるべき課題があるのです。

それは重力にたいして最低限必要な筋力と柔軟性と体全体をつなげる能力を養うことです。
この重力に対してということが重要であり、生活を無理なくこなしていくという場面で必要な能力
という意味です。

通常、整骨院や整体、鍼灸などの治療はベッドに横たわって治療を行います。
治療時間の長いところでは、1時間もこの状態で治療を受けることになります。治療が終わると
もちろん患者さんは立たなくてはいけません。これが問題となるところで、横になることを問題としているのではありません。重要なことは、横に寝た状態立ったり座った状態とでは重力のかかり方が全く違うということです。

私たちは日常,朝6時から夜11時ごろまで半日以上起きた状態で過ごしています。しかし治療やストレッチは横になって行うため、立位になったとたんに脳の働き神経系にたいする指令や体液の流れが大きく
変化するために高齢者や極度に疲労した人はこのストレスに耐えることができません。

ということは、まずは長時間立っていられる体、歩ける体、座れる体を作るにはどうすればよいのか?
続き...